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ノスタルジーみたいな愛みたいな [Diary]

会社員になって、それ以前といちばん変わったことは、原則として土日に仕事をしなくなったことです。

家で仕事をしているときは、家が生活の場であり同時に職場でもあったんで、夜だろうが休日だろうが必要があればいつでも仕事をしたし、逆に平日だろうがなんだろうが休みたいと思えばいくらでも休んでいました(※より正確な表現:平日でも仕事がなければいくらでも休んでいました)。

2004年に今の会社に就職してからも、しばらくの間はその癖がぬけず、夜や週末に家で持ち帰り仕事をしてましたが、あるとき時間で給料をもらってる会社員が家で仕事をすることは完全なタダ働きだということに気づいてからは、一切やめました。

休日に仕事をしなくなると、逆にこれまでなかった「休日出勤」という概念に気づきます。

うちの職場は客観的にみてかなり忙しいと思うし、残業も休日出勤も多い会社だと思うけど、その中でぼくはいずれもかなり少ないほうです。相当忙しくても、滅多なことでは休日出勤はしません。

それでも今週みたいに、たまには必要があって休日出勤することがある。

今、ぼくのいる部署は繁忙期を通り越したような状態で(ある同僚の表現によると「溶けるほど忙しい」)、この週末もほぼ全員が朝から晩まで出社しています。

もちろん会社員になった今となっては、休日出勤はすごくイヤです。すごくイヤなんですが、それでも休みだというのに、みんなが走り回ったり文句を言ったり悲鳴をあげたりしながら必死に仕事と格闘してるのを眺めているうちに、ふと思ったことがあります。

この風景は、この職場を辞めることになったとき、きっとすごく懐かしく思い出すんだろうな。

会社員として・フリーとしてを問わずずいぶん長い間シゴトをしてきたことになりますが、あまり感じたことのない不思議な感覚でした。

ノスタルジーみたいな愛みたいな。
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