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名前のない遊び [Thoughts]

前も書いたような気がするけど、雑談していて、聞かれて困る質問のひとつが「休みの日とか、何してるの?」とか「ふだん何して遊ぶの?」というものです。

特に、あんまり付き合いのない人(たとえば仕事で付き合いのある人)との当たり障りのない雑談の中で、こういう話題になることが多い。

なぜ困るかというと、うまく説明することができないからです。別の嫌じゃないんだけど。

だいたいこういうときの答えとしては、名のある遊びや趣味(買い物とかゴルフとか釣りとか食べ歩きとか撮りためたドラマをみるとかDS三昧とか)が期待されています。

でも、自分が楽しいと思う「遊び」には、だいたい名前がついてない。

だから「いやー、特に何もしないですねー」みたいな回答をしがちなんだけど、そうすると多くの場合、「何か楽しみとかないの?」と聞かれるか、ただ無言で「つまんねえ奴だな」という目で見られる(笑)。

それに、偏見かもしれないけど、そういう人に限って「多くの(名のある)遊びを知ってることが、魅力的な人間の証」みたいに考えてる傾向があるような気がする(実際そう力説し、もっといろんなことに積極的にチャレンジするように勧めてくれた方が、この間いました)。

でも、お金を払って、他人が作った商品やサービスを消費したり、何かするために出かけたりするんじゃなくて、そこらへんにある何でもないものの中に、楽しみを見いだせる人の方が、魅力的だと思う。個人的には。


この分野の心の師匠、韓国のアーティストSnowcat(クォン・ユンジュ)さんの数少ない日本語訳本「スノーキャットのひとりあそび」。名前のない遊びが好きな全ての人におすすめです。

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