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80's & 90'sパソコンユーザーへ [Diary]

パーソナル・コンピューターは、適切に使えば人の能力を何倍にも何十倍にも高めてくれるかわりに、そうではない使い方を強制すれば、むしろ能力の発揮を妨害するものにしかならない。うちの職場を含めて、多くの職場のコンピューターは残念ながら後者。

で、冗談じゃなく、自宅のマックを使うときと職場のパソコンを使うときの、自分の能力には数段差があると思う。

マックとWindowsの優劣なんていう、ちっせーことが言いたいのではなく、もちろんWindowsでも使い方によってはもっとずっと役に立つはず。

でも、たとえば何かをやろうとするたびに目の前に立ちふさがるようなOffice2007(だか2010だか)や、ユーザーのエネルギーを吸い取るために開発されたとしか思えない独自開発システムを強制すれば、それによって失われるものの大きさは、計り知れない。

みんな同じ条件でやってるんだからがまんしろ?

これが単なる職場の愚痴ではなくて、すごく大きな、切実な問題だということが理解されないのは、たぶん多くの人がパーソナル・コンピューターで本当はどんなことができるか、理解してないからかもしれない。

パーソナル・コンピューターは〈パーソナル=個人〉の能力を拡大し、助けるためにある。管理をするためではない(管理「も」することはできるし、企業ならばそれは当然)。

80年代後半から90年代前半にかけて、MOREやActaやInspirationやHyperCardやVZ Editorや新松やMS-DOS Toolsの洗礼を受けた人たち、もっと声を上げて!

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