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土地と猫たち [Diary]

なじみの場所でなじみの猫。そこに行けばいつもの猫たちに会えるという場所は貴重。

彼らもいつか消えていくのだけど、たとえ消えてしまっても、その場所を訪れる限り、きっと彼らのことを思い出すことになる。

カメラを向けても日々の営みに専念する姿勢を崩さない「まんきち」。もう何年も前からの知り合い。
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夫の眼前で猫をたらしこもうとする妻。
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一方で、街で出会う多くの猫たちは、文字通り一期一会。

この間、静岡で会った猫たちをカウントすると、駿府城で二匹の兄弟、清水港で三匹の親子、清水港から新清水駅に向かう道で二匹。模様まで全部覚えてるけど、みんなたぶん、二度と会うことはない。

でもぼくらはその土地のことを思い出すときに、必ず猫もいっしょに思い出す。
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