レオ・バボータ「静かな影響力についての方法論」 [レオ・バボータ関連]
原文:Leo Babauta "The Quiet Theory of Influence" from Zenhabits
オンライン・マーケティングに関わる人のほとんどは、ソーシャルメディアを使ってより多くの人に接触する方法、名簿と希少性の原則と社会的証明の活かし方、権威があるように見せる方法、ページビューを効果的に販売に結びつける方法などについて説くだろう。
オンライン・オフラインに限らず、ほとんどのマーケターはそんなことばかり考えているものだ。
しかし、ビジター(訪問者)をバイヤー(購買者)に変換することなど、クリエイティブなエネルギーの無駄使いだ。そんな発想は捨ててしまおう。
価値あるものを創り出すことにこそ、より大きな価値があると私は思う。信ずるべきは売り上げやアクセス数や読者数ではなく、影響を与える力だ。
マーケターたちがどんなに叫ぼうと、絶対に教えてくれないことを私は学んできた。大声で主張してはいけない。沈黙するのだ。
人が「私を見て!」と叫ぶなら、沈黙しよう。
人が注目を集めようとするなら、内面に目を向けよう。
人がページビューや売り上げを求めるなら、価値を追求しよう。
人が自分のサイトに人々を誘導しようとするなら、人々が自らサイトを見つけてくれるようにしよう。
人のブログがポップアップやドロップダウンリストで飾り立ててニュースレターの読者登録を迫るなら、読者の邪魔になるものを排除しよう。
人が成功を自慢するなら、他人があなたを賛美するにまかせよう。
人が著作権に執着するなら、あなたの作品は配ってしまおう。
人が世界を変えるために目標を必要とするなら、満足することを学ぼう。そうすれば人々はあなたの秘密を訊きにくる。
ここにあげたことは全て真実だということを、私は身を持って知っている。本当に価値のあるものを創り出せば、マーケティングなど必要ない。広告にお金を使う必要もない。人々に登録を促す必要もない。
人々の方があなたを見つけてくれる。そして、あなたの素晴らしさを友だちに伝えずにはいられなくなる。読者があなたのマーケターになってくれるのだ。あなたの価値がそのまま広告費になるのだ。
マフィン屋さんを経営しているとしよう。あなたのマフィンがありふれたマフィンなら、広告が必要だ。ゲリラマーケティングなども駆使して顧客を集める必要があるだろう。しかし、一口食べてうっとりと我を忘れるようなマフィンなら、人々の方が美味しさを世界中に伝えてくれる。そして世界の方があなたのマフィン屋さんに行列を作るのだ。
静けさを保とう。満足することを学ぼう。価値あるものを創ろう。マーケティングを打ち負かすのは、いつだってそういうものだ。内なる音楽に耳を澄ますことを学ぶにつれて、マーケターの怪しげな忠告など無視できるようになる。
レオ・バボータの電子書籍「Focus」の翻訳をRenji Talkで公開しています。
→「フォーカス——雑音化時代を生きるためのシンプル化宣言」
レオ・バボータのその他のブログ記事の翻訳を以下で公開しています。
ブログ「Zen Habits」からの記事
ブログ「mnmlist」からの記事
この記事は、レオ・バボータさんがブログ「Zen Habits」でUncopyrighted(コピーライトなし)として公開されている記事の日本語訳です。原文同様、この日本語訳もUncopyrighted(コピーライトなし)とします。
オンライン・マーケティングに関わる人のほとんどは、ソーシャルメディアを使ってより多くの人に接触する方法、名簿と希少性の原則と社会的証明の活かし方、権威があるように見せる方法、ページビューを効果的に販売に結びつける方法などについて説くだろう。
オンライン・オフラインに限らず、ほとんどのマーケターはそんなことばかり考えているものだ。
しかし、ビジター(訪問者)をバイヤー(購買者)に変換することなど、クリエイティブなエネルギーの無駄使いだ。そんな発想は捨ててしまおう。
価値あるものを創り出すことにこそ、より大きな価値があると私は思う。信ずるべきは売り上げやアクセス数や読者数ではなく、影響を与える力だ。
マーケターたちがどんなに叫ぼうと、絶対に教えてくれないことを私は学んできた。大声で主張してはいけない。沈黙するのだ。
人が「私を見て!」と叫ぶなら、沈黙しよう。
人が注目を集めようとするなら、内面に目を向けよう。
人がページビューや売り上げを求めるなら、価値を追求しよう。
人が自分のサイトに人々を誘導しようとするなら、人々が自らサイトを見つけてくれるようにしよう。
人のブログがポップアップやドロップダウンリストで飾り立ててニュースレターの読者登録を迫るなら、読者の邪魔になるものを排除しよう。
人が成功を自慢するなら、他人があなたを賛美するにまかせよう。
人が著作権に執着するなら、あなたの作品は配ってしまおう。
人が世界を変えるために目標を必要とするなら、満足することを学ぼう。そうすれば人々はあなたの秘密を訊きにくる。
ここにあげたことは全て真実だということを、私は身を持って知っている。本当に価値のあるものを創り出せば、マーケティングなど必要ない。広告にお金を使う必要もない。人々に登録を促す必要もない。
人々の方があなたを見つけてくれる。そして、あなたの素晴らしさを友だちに伝えずにはいられなくなる。読者があなたのマーケターになってくれるのだ。あなたの価値がそのまま広告費になるのだ。
マフィン屋さんを経営しているとしよう。あなたのマフィンがありふれたマフィンなら、広告が必要だ。ゲリラマーケティングなども駆使して顧客を集める必要があるだろう。しかし、一口食べてうっとりと我を忘れるようなマフィンなら、人々の方が美味しさを世界中に伝えてくれる。そして世界の方があなたのマフィン屋さんに行列を作るのだ。
静けさを保とう。満足することを学ぼう。価値あるものを創ろう。マーケティングを打ち負かすのは、いつだってそういうものだ。内なる音楽に耳を澄ますことを学ぶにつれて、マーケターの怪しげな忠告など無視できるようになる。
レオ・バボータの電子書籍「Focus」の翻訳をRenji Talkで公開しています。
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