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若きデイブ・ワイナーがデニス・リッチーにアウトライナーの説明をした話 [アウトライナー]

久しぶりにアウトライナーがらみの話題を。

UNIXとC言語の開発者、デニス・リッチーが10月12日に亡くなったことに関連して、デイブ・ワイナーが書いた「Cold-calling Dennis Ritchie」という短い記事(追悼文、といってもいいと思う)の日本語訳をRenji Talkで公開したので、興味のある方はどうぞ。
→「デニス・リッチーに電話したこと」

当時大学院生だったワイナーが、ベル研究所の大スターだったリッチーに電話をかけて、自分が開発していたプログラミング用エディタの話を親切に聞いてもらった、というもの。

どうしてこれがアウトライナーがらみの話題なのかというと、そのエディタというのが、Pascalの構文に応じて行を階層化して、折りたたんで概要だけ表示させたり、展開して詳細を表示させたり、折りたたんだ状態で構成を入れ替えたりできるというもので、これが後のアウトライナーの原型になっていくから(このあたりの経緯は、ワイナー自身が詳しく書いているので、拙訳「アウトライナーとプログラミング」を読んでくださいませ)。

それにしても、ヒーローであるリッチーと会話したときの、若いワイナーの興奮する気持ちってよくわかる。

昔、マンダラートの今泉さんにお会いしたとき、ちょうどそんな気分だったことを思い出す。そのときのぼくには、ワイナーと違って今泉さんに聞いてもらうべき話なんか何もなかったのだけど。
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