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衰えること。 [Diary]

学生時代に運動部に所属したこともないし、そもそも本格的に運動をした経験もないし、そもそも運動部の連中ともまずうまくいかなかったし。

でも、その分アスリートに対するリスペクトはたぶん人一倍強くて、野球やら格闘技やらから学んだことが本当にたくさんある。

いつの頃からか、全盛期の力が衰えてからのアスリートに興味を持つようになった。

怪我や年齢による衰えでかつての力がなくなったアスリートが、どんなふうにその事実と向き合って折り合いをつけて、あるいは新たな技術を身につけて、結果を残すか(あるいは残そうとするか)。

その意味で、自分は中田ヒデ派ではなく、三浦カズ派だ(どのような引き際を選ぶかというのは完璧にアスリート個人の問題で、まったく善し悪しの問題ではないけど)。

引退前の130キロ台のストレートとフォークで勝負し続ける野茂投手は最高に魅力的だった。

肘を手術した松坂投手の結果がどうなるかわからないし、ファンとしてはもちろん復活を願ってるけど、ひょっとしたら球の速い松坂はもう見られないのかもしれない。でも、仮にそうだとしても、球の速くない松坂はもしかしたら球の速い松坂よりももっと魅力的な投手になるかもしれない。そして、球の速い松坂の姿は永遠に記憶に焼き付いている。



そんなことについて考えるのは、きっと誕生日だからですね。



43才というのは、まだ年をとったというほどには年をとってないとは思うし、特別に衰えた感じもしないけど、それでも20代や30代の頃ほどには若くないのは間違いない。そして、どれだけ見た目が若いとしても40代というのは立派すぎるくらい立派な中年だ。

で、年をとればとるほど感じるのは、力が落ちてから、あるいは衰えてからの人生の方がずっとずっと長いんだということ。そして、衰えてからやるべきことの方がずっと多いということ。

これを希望と感じるか絶望と感じるかによって、衰えてからの人生はずいぶん違ったものになると思います。

(何よりも、40代以降まで生かしてもらえてる時点で……)
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