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書店の鉄則? [Diary]

昔、書店で見つけた本が欲しいんだけど買う決心をつけられずに、それでも書店のそばを通りがかるとついついその棚のところに行って眺め回すということがよくあった。

書店にしてみれば迷惑な客だろうけど、何ヶ月もそんなことを繰り返した本は、最終的に購入することが多かったし、そうして買った本は、20年以上経った今でもちゃんと自分の本棚に入っている。

何ヶ月も自分のフィルターの中で濾過されて結果として残った本だから、当たり前といえば当たり前。

そういう本て、そもそも書店の棚にあるときから自分のものだったんだなと思う(ぼくをアウトライナーフリークにした奥出直人の「思考のエンジン」も、そんな本のひとつ)。

以前のように書店にときめかなくなってしまった理由のひとつは、そういう「その本に会うために通う」ようなことがなくなったから。

今は、たとえ興味をひかれる本に出会ったとしても、次回行ったとき同じ棚に同じ本が入っているということはまずない。

棚の回転を良くして売れない本で場所をふさがないというのは書店の鉄則なんだろうけど、長い目で見て本当にそうなのかな。

なんて疑問は青臭いかもしれないけど、でも個人的な経験から言えば、強くひかれるけどなかなか買う決心ができない本て、自分にとって新しい内容のことが多くて、その本を買うことで一気に新しい世界が開けて、関連の本を次々に(今度は迷わずに)買いまくるというのがパターンだった気がする。

だから本当に真剣に思う。長い目で見て本当にそうなのかな。

実際に自分は本屋に行かなくなっちゃったからね。本も買わなくなっちゃったからね(雑誌も買わないけど)。

土日は休みだったけど、一度も書店に足を踏み入れなかった。以前ならそんなことは絶対になかった。
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