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レオ・バボータ「知らないままにしておくというミニマル主義」 [レオ・バボータ関連]

「知らないままにしておくというミニマル主義」を公開しました。
レオ・バボータ「the minimalism of not knowing」の日本語訳です。
最近では、私たちが知りたいと思うほとんどのことは、数回キーを叩けば知ることができる。知りたいという欲求をほとんど即座に満足させてくれる。

外の天気はどんなだろう? 天気アプリをチェックすればいい。ガルシア・マルケスとはいったい何者だ? ウィキペディアに訊けばいい。ウェス・アンダーソン監督の「ムーンライズ・キングダム」で主役をやっていた子役は誰だったっけ? IMDB.comを検索すればいい。Google、Reddit、Facebook、Twitterその他が、知りたいことに今すぐ答えてくれる。

驚くべきことではないだろうか。ほんの二十年前には考えられもしなかったことだ。その頃は何か知りたいことがあればテレビをつけて後は運に期待するしかなかった。あるいは(もし持っていれば)百科事典を開き、運に期待するしかなかった。あるいは図書館に出かけて運に期待するしかなかった。それでも大抵の場合、知識は得られずに終わったのだ。
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