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印象しりとりと、制約の中で起動する創作プロセス [Thoughts]

昨日の「しりとり」をアップしてから何人かの方が「しりとり」をアップしてて、ささやかに嬉しいわけですが。

ちなみに昨日紹介したのは、個人的に「印象しりとり」と呼んでる昔から好きなひとり遊び。

(はい、ひとり遊び得意です)

ルールは、あるキーワードでスタートして、通常の「しりとり」のルールを守りつつ、印象的に関連のある言葉をつないでいくこと。

ただし「関連」の定義は自由。現実に関連のある言葉でもいいし、反対語や類語でもいいし、一見まったく関係ないんだけどある種の印象(イメージ)でつながっていてもいい。

そしてもうひとつのルールは、どこかで「終了」させること。

通常のしりとりは「ん」で終わるワードが出たら終了ですが、印象しりとりでは「これで終わりだ」と自分の中で納得したら終わりです。

自分が「終わった」と思えるまで続けること。逆に納得できなければいつまでたっても終われない。通常のしりとりルールと、印象の連鎖という二つの制約の中で、「終了」させるのは意外にアタマ使います。

面白いのは、なんとか終了させようとするうちに、自分の中である種の創作プロセスみたいなものが起動すること。

「終わり」を自分の中で納得するためには、ロジカルというよりは情緒的な「落ち」の感覚が必要で、どうにか「落とそう」とするうちに、しりとりがストーリー性を帯びてきたりする。それも、まったく制約のない状況では出てこないようなものが出てくることがある。

しりとりでストーリーを作るという遊びはありますが、印象しりとりの面白いところは、意図せず勝手にストーリーになってしまう場合があること。もちろん他愛ないものなんだけど、「創作」というものの本質の一端はこんなところにあるのかもしれない、とも思う。

という、実に洗練された孤独なひとり遊びです(笑)。みなさんもヒマつぶしにぜひ。

ちなみに「エンディングの言葉をあらかじめ決めておく」のも面白いです。たとえば「山」で始まって「川」で終わることをあらかじめ決めておいて、ラストのワードを目指して印象しりとりをしていくもの。

これは昔このブログでやったことがあります。失敗してますが。
「恋で始まり別れで終わるしりとり」
「猫で始まり犬で終わるしりとり」

おお、そして今日は久しぶりの「ですます体」だ。
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