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人が変わっていく悲しさを荷物ではなく燃料にする [Thoughts]

ここのところ心の中に引っかかってる感覚があって、その感覚には覚えがあるんだけど、何だったろうと考えていた。

この感じは最近どこかで(文章として)目にしたことがある。そう思ってあれこれ考えていたんだけど、よく考えたら少し前に自分で訳したデイブ・ワイナーの文章だった。

デイブ・ワイナー「変わっていく人を引き留めるのは止すことにしよう」

たとえば、
長いこと無条件の信頼を置いていた人が、変わっていく。
知っていたその人とは違う人になっていく。
思っていたその人のようには振る舞わなくなっていく。

そんなことはいくらでもある(あるよね?)。

人は変わっていく。それはまったく悪いことではない。まして自分が知っていたつもりのその人など、自分が頭の中で作り上げた幻想にすぎない。

それでも、ちょっとだけ悲しい感じがしてしまうことも事実だ。その感覚について、ワイナーはとても簡潔な処方箋を提示する。

>>
その人がその人自身であることは自由だし、変わっていくことも自由だ。だからこれまでその人のことが好きだったのなら、これからも好きでいることだ。
<<

そういうこと。

人が変わることは悪ではない。それをちょっとだけ悲しく思うことだって悪ではない。そのことに抗うでもなく、嘆くのでもなく、ただ受け止めて先に進むことができれば、その悲しさは荷物ではなく燃料になる。

ああ、それから「変わらないとは変わり続けること」だということも忘れないようにしよう。ね。
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