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スモールタイム [Diary]

10年前を「古き良き時代」と言ったときに、両親の世代の人(70代〜80代)にジョークとしてしか受け止められなかった、時間感覚の遠さ。



25年も前に出た奥出直人さんの「思考のエンジン」から受けた強い影響が「アウトライン・プロセッシング入門」のコアにあること。



きちんとした文章は手書きでないと気持ちがこもらないと真顔で言う人がまだ数多くいた学生時代、レポートや手紙をワープロで書いて手書きで清書するのに費やした時間の記憶。そして明るいグリーンのラミー・サファリで何かを一生懸命ノートに書いていた大学生が、YouTubeの動画から万年筆や紙のノートに手で書く良さを教えられたと楽しそうに話したこと。



昔、ある会社のエライ人に会うために13時のアポで行ったら16時に変更してくれと言われ、職場からその会社までは1時間半かかるので戻っても無駄と思い仕方なく漫画喫茶でつぶした3時間と、16時にあらためて訪問したら今日は時間がないからと30分で切り上げられた人生の一日。



家族が寝静まった深夜に布団をかぶってラジオを聴いていた中学生の頃、好きな女の子は今ごろどうしているかなと考えて、もしかしたら今この瞬間に同じラジオを聴いているだろうか、きっと眠ってるだろうな、でも聴いていたらいいな、きっと聴いてるよねという根拠のない確信を生んだ午前2時40分の魔法。

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