7月9日『アウトライナー実践入門』が発売されます! [アウトライナー]
ようやくの告知です。
去年から取り組んできたアウトライナー本が、7月9日に発売されます。
アウトライナー実践入門
〜「書く・考える・生活する」創造的アウトライン・プロセッシングの技術〜
Tak. 著
2016年7月9日発売
技術評論社
Amazonで見る
技術評論社の新刊案内ページで見る
Kindle版も「ほぼ同時」発売されます(今のところ紙版から「数日遅れ」で発売されるようです)。
電子書籍版も同時配信されます(Amazon Kindle、Gihyo Digital Publishing、楽天Kobo、honto、ヨドバシ・ドット・コム)。
■
2015年の5月にセルフパブリッシングで出版したKindle本『アウトライン・プロセッシング入門』は、本当にありがたいことに、当初想像もしなかったほどたくさんの方の手に取って(?)いただくことができました(ありがとうございます)。
でも、やっぱりKindle本だけでは届かない人がいる。アウトライナーを必要としている人はもっとたくさんいる、その人たちに届けたい、という気持ちがありました。
そんなわけで、紙の本です(でもKindle版も出ますよ!)。
『アウトライン・プロセッシング入門』をベースにしていますが、全面的に改定し、新コンテンツを追加してボリュームは約2倍になっています。
目次はこちらを参照
■
本書は、今最高に旬なWorkFlowyに代表される、プロセス型アウトライナーを使いこなすための本です(プロセス型アウトライナーとは、本書で紹介する技法の前提となる「1ペインで見出しと本文を区別しないタイプのアウトライナー」です)。
ただし本書は「WorkFlowyの本」ではありません。その他のアウトライナーの本でもありません。
広い意味での「書くこと」「考えること」を日常的にしている人々のための、個別のアプリに依存しない、アウトライナー一般の使い方、汎用的な技法としてのアウトライン・プロセッシングの本です。
『アウトライン・プロセッシング入門』を読んでくださった方、また普段このブログを読んでくださっている方はご存じの通り、それはいわゆる「アウトラインを作って文章を書く」というイメージとは、ずいぶん違います。
「アウトラインをつくる」という発想を捨てることが、アウトライナーの可能性を解き放つと思っています。それを知ってもらうというのが、本書の第一の目標です。
だから、いつかWorkFlowyがなくなった世界でも(!)、本書は役に立つはずです。そこにアウトライナーがある限り。
■
とか言いながら、本書では初めてアウトライナー/アウトライン・プロセッシングに触れる方のために、アウトライナーの簡単な導入ガイドをつけました。
WorkFlowyを導入し、基本的な機能を使えようになるまでのステップを解説しています。
また、クラウドサービスが使えない環境の方のために、Microsoft Wordのアウトラインモードを擬似的にプロセス型アウトライナーとして設定する方法も紹介しています。
しんせつだ!
■
本書は、『アウトライン・プロセッシング入門』でやり残したこと、やりきれなかったことをぶち込んだ本でもあります。
以下、増量ポイントをランダムに。
たとえば……
大量の図版の追加。『アウトライン・プロセッシング入門』では、もっと見本が見たい、図版がほしいというコメントをいくつかいただきました。本書には、たくさんのアウトライン見本が入っています。多くを、スクリーンショットではなく図版として起こしています。
新たなアウトライン・プロセッシングの技法。コアとなる〈シェイク〉に加えて、その前提となるアウトライン操作の5つの「型」について、アウトライン見本とともに解説。
アウトライナーによるタスクの扱いと「ライフ・アウトライン」。執筆開始時に作成中だった電子書籍『ライフ・アウトライン(仮)』のコンテンツが一部流入したものです。
アウトライナーと知的生産についてのインタビュー。倉下忠憲(@rashita2)さん、ぱうぜさん(@kfpause)という、いずれも「文章を書き、考えること」を仕事にされている(そしてぼくが尊敬する)おふたり仕事の中に、アウトライナー(WorkFlowy)がどのように組み込まれていったか、そしてどのように運用されているか、詳細にうかがいました。
「アウトライナーフリーク的アウトライナー論」に新エッセイ。内容が古くなった「アウトライナーフリーク的Evernote論」を外した代わりです。
アウトライン・プロセッシングの全行程を掲載。フリーライティング結果をアウトライン化し、〈シェイク〉をくり返して1つの文章として完成するまでのアウトラインの変遷を無謀にも全て掲載。アウトライン・プロセッシングと〈シェイク〉のイメージをつかんでいただくための試みです。
■
そんなわけで、本書がアウトライナーとアウトライン・プロセッシングの深遠な世界への入り口になれれば幸いです。
昔からのアウトライナーユーザーの方も、WorkFlowyからアウトライナーに触れた方も、まだ使ったことないけど興味があるという方も、ぜひ。
去年から取り組んできたアウトライナー本が、7月9日に発売されます。
アウトライナー実践入門
〜「書く・考える・生活する」創造的アウトライン・プロセッシングの技術〜
Tak. 著
2016年7月9日発売
技術評論社
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電子書籍版も同時配信されます(Amazon Kindle、Gihyo Digital Publishing、楽天Kobo、honto、ヨドバシ・ドット・コム)。
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2015年の5月にセルフパブリッシングで出版したKindle本『アウトライン・プロセッシング入門』は、本当にありがたいことに、当初想像もしなかったほどたくさんの方の手に取って(?)いただくことができました(ありがとうございます)。
でも、やっぱりKindle本だけでは届かない人がいる。アウトライナーを必要としている人はもっとたくさんいる、その人たちに届けたい、という気持ちがありました。
そんなわけで、紙の本です(でもKindle版も出ますよ!)。
『アウトライン・プロセッシング入門』をベースにしていますが、全面的に改定し、新コンテンツを追加してボリュームは約2倍になっています。
目次はこちらを参照
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本書は、今最高に旬なWorkFlowyに代表される、プロセス型アウトライナーを使いこなすための本です(プロセス型アウトライナーとは、本書で紹介する技法の前提となる「1ペインで見出しと本文を区別しないタイプのアウトライナー」です)。
ただし本書は「WorkFlowyの本」ではありません。その他のアウトライナーの本でもありません。
広い意味での「書くこと」「考えること」を日常的にしている人々のための、個別のアプリに依存しない、アウトライナー一般の使い方、汎用的な技法としてのアウトライン・プロセッシングの本です。
『アウトライン・プロセッシング入門』を読んでくださった方、また普段このブログを読んでくださっている方はご存じの通り、それはいわゆる「アウトラインを作って文章を書く」というイメージとは、ずいぶん違います。
「アウトラインをつくる」という発想を捨てることが、アウトライナーの可能性を解き放つと思っています。それを知ってもらうというのが、本書の第一の目標です。
だから、いつかWorkFlowyがなくなった世界でも(!)、本書は役に立つはずです。そこにアウトライナーがある限り。
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とか言いながら、本書では初めてアウトライナー/アウトライン・プロセッシングに触れる方のために、アウトライナーの簡単な導入ガイドをつけました。
WorkFlowyを導入し、基本的な機能を使えようになるまでのステップを解説しています。
また、クラウドサービスが使えない環境の方のために、Microsoft Wordのアウトラインモードを擬似的にプロセス型アウトライナーとして設定する方法も紹介しています。
しんせつだ!
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本書は、『アウトライン・プロセッシング入門』でやり残したこと、やりきれなかったことをぶち込んだ本でもあります。
以下、増量ポイントをランダムに。
たとえば……
大量の図版の追加。『アウトライン・プロセッシング入門』では、もっと見本が見たい、図版がほしいというコメントをいくつかいただきました。本書には、たくさんのアウトライン見本が入っています。多くを、スクリーンショットではなく図版として起こしています。
新たなアウトライン・プロセッシングの技法。コアとなる〈シェイク〉に加えて、その前提となるアウトライン操作の5つの「型」について、アウトライン見本とともに解説。
アウトライナーによるタスクの扱いと「ライフ・アウトライン」。執筆開始時に作成中だった電子書籍『ライフ・アウトライン(仮)』のコンテンツが一部流入したものです。
アウトライナーと知的生産についてのインタビュー。倉下忠憲(@rashita2)さん、ぱうぜさん(@kfpause)という、いずれも「文章を書き、考えること」を仕事にされている(そしてぼくが尊敬する)おふたり仕事の中に、アウトライナー(WorkFlowy)がどのように組み込まれていったか、そしてどのように運用されているか、詳細にうかがいました。
「アウトライナーフリーク的アウトライナー論」に新エッセイ。内容が古くなった「アウトライナーフリーク的Evernote論」を外した代わりです。
アウトライン・プロセッシングの全行程を掲載。フリーライティング結果をアウトライン化し、〈シェイク〉をくり返して1つの文章として完成するまでのアウトラインの変遷を無謀にも全て掲載。アウトライン・プロセッシングと〈シェイク〉のイメージをつかんでいただくための試みです。
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そんなわけで、本書がアウトライナーとアウトライン・プロセッシングの深遠な世界への入り口になれれば幸いです。
昔からのアウトライナーユーザーの方も、WorkFlowyからアウトライナーに触れた方も、まだ使ったことないけど興味があるという方も、ぜひ。
Tak.様
『アウトライナー実践入門』を拝見しました。
私も、紙のアウトラインの使用方法のつもりで本書を手に取りました。
アウトライナーのメリットが本書を読むことでよくわかりました。
さっそくWorkFlowyを使い、WindowsユーザーなのでSolを使ってみています。
量を書いてみて、アウトライナーをより使えるようになりたいと思います。
良書をありがとうございます。
by IH (2016-10-16 17:42)
IHさん
読んでいただきありがとうございます。
アウトライナーで開ける世界って、紙のアウトラインから考えてると想像がつかないところが多いと思います。素敵なアウトライナーライフをお送りください。
Solはちょっと古くなってしまいましたが、素晴らしいアウトライナーだと思います。
by Tak. (2016-10-19 22:04)