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雑な言葉を使わないように努力することぐらいしかない [Thoughts]

刃のつもりで相手に投げつけたわけじゃない言葉が相手を、そして相手を通して自分を、ざっくり切り裂く。



(本当に切れるんだよね)



その言葉が不適切な力や作用を持つことが判明しても、一度世界に放たれてしまった言葉は二度と回収できない。

どれほど真剣かつ真摯に選んだ(つもりの)言葉であっても、選択のプロセスは考慮されない。放った言葉を編集して、本来込めたつもりの願いを現前させる感覚がはっきりあったとしても。



(それはフリーライティングではない)



人と人との間の激しいインタラクション(別の言い方もある)という、その成り立ちからして厳密さを欠く上にリニアな状況の中で言葉に対してできることは、せめて雑な言葉を使わないように努力することぐらいしかない。



「ぐらいしかない」けど、その手間と努力を厭わないことは、とても大きな違いを生む。

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