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魔物と自覚 [Diary]

疲れていたり、精神的に弱ってたりすると、大人になる過程で克服したはずの、母親や父親や子供の頃の自分が恐れていたものたちが、魔物みたいに自分の中に忍び込んでくる。

恐ろしいはずがないものが、とても恐ろしく感じたり、言葉が勝手に自分より先にいってしまっている感じがするときは、そういう状態を疑った方がいい。

年に一度くらい、そういうことがある。

そのことに気づいて、自覚さえすれば、たぶん時間が解決してくれる。

それから、意識して言葉を減らすことと、運動すること。

そんなわけで、今日は午前中お休みをもらいました。
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民営化 [Diary]

「いらっしゃいませ」
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ハッピーアウトサイダー的新人の心得 [Thoughts]

同僚が新人研修の講師なんかやってるのを見ているうちに、二年前、新入社員研修に関わったことを思い出しました。

その年の新人は全員、今考えても例外的なくらい優秀で、人間的にも良かったけれど、それでも新入社員(あるいは新社会人)に何か「教える」というのは、おそらく最も自分に向かないことのひとつで、覚えていることといえば「言いたいことはたくさんあるんだけど、結局ほとんど言わなかった」ということ。

それが、これからこの職場で(あるいは社会で)生きていく彼にとっていいことかわからなかったから(でも、本当はわかってたけど)。

その頃Renji Talkに書いたことを、今年の新入社員に愛を込めて、再掲します。

  1. 体調を崩したことと社会人としての心がけは関係ない。
  2. 昼ごはんをひとりで食べても構わない。
  3. 先輩にどんどん飲みに連れていってもらう必要はない。
  4. 先輩に飲みに誘われても断っていい。
  5. 飲み会の席でグラスが空いている人がいないか常に気を配る必要はない。
  6. たまにはハメを外さなくてもいい。
  7. ハメを外しているふりをする必要はない。
  8. 宴会で盛り上がらなくても他人の迷惑にはならない。
  9. 宴会で他人を盛り上げる義務はない。
  10. 宴会で誰かが脱いでも付き合いで自分も脱ぐ必要はない。
  11. 仕事ができることとよく遊ぶことはぜんぜん関係ない。
  12. 会社の先輩から遊びを習うな。
  13. 遊びとはキャバクラのことではない。
  14. 先輩の想像力はキャバクラ以外の遊びをどのくらい知っているかで測れる。
  15. 先輩の想像力はその先輩がひとりでも遊べるかで測れる。
  16. 先輩が遊びに連れていってくれるのは単にひとりで遊べないからだ。
  17. 会社と社会はイコールではない。
  18. 先輩は会社の外のことなんか何も知らないかもしれない。
  19. 外注先や協力会社の人に偉そうな態度を取る先輩を信じるな。
  20. 外注先や協力会社の人が仕事してくれるのは、その先輩が偉いからではない。
  21. 本人から直接聞いたこと以外信じるな。
  22. 人は好き嫌いで判断しろ。
  23. 好きな人の側につけ。
  24. 好きな人がひとりでもいたら会社にいる意味はある。
  25. 好きな人を手伝え。
  26. 好きな人がひとりもいなくなった会社にいる必要はない。
  27. 窓際にいるように見える人は、ひょっとしていちばん素敵な人かもしれない。
  28. 社内で頭が良さそうに見えることと、実際に頭がいいことはあまり関係がない。
  29. 頭が切れることと頭が良いことはぜんぜん関係ない。
  30. 手帳に書いてある伝説の社長の名言を信じるな。

Renji Talk「新入社員に伝えたいこと?」(2008.8.16)より再掲。
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プロでもアマでもないあり方 [Diary]

二年近く前に和太鼓グループ「森のももんが団(仮名)」のコンサートをはじめてみたとき、相当大きなインパクトを、そして影響を受けたんだけど、それが具体的にどんなことなのか、なかなかうまく説明できなかった。

演奏がよかったとか、その集団としてのあり方がよかったとか、そういうことはもう何度も書いているから繰り返すことはしないけど(もし読みたい方がいたら、左側の検索ボックスで「太鼓」と入れてみてください)。

自分に対する具体的な影響として最も大きかったのは、彼らがプロでもアマでもないあり方というのを教えてくれたことだった。

メンバーは学生だったり会社員だったり主婦だったり、それぞれに本業を持っていて、その合間に練習し、人前で演奏している。基本的にお金は取らない。だから、もちろんプロではないのだが、じゃあ「趣味のサークル」みたいなものかというとたぶんまったく違う。

プロではないけど、プロでないからこそ、グループを維持し、活動を続けることはある意味ではプロ以上の意志と努力が必要だ。

そして、プロではないから、例えば演奏によって質やコンディションにばらつきがあるし、団員の間の差もあるけれど、彼らがいい状態のときの演奏で、時に生み出す独特の「うねり」みたいなものは、プロのように粒がそろっていないからこそ生まれるものだと思うし、ある場合にはそれが、プロにも真似できないほど心を揺さぶることがある。

そういう存在の仕方があり得るということを見せてくれたというのが、自分にとってはものすごく大きなことだった。

「あなたはいったい何をしてる人ですか?」というメールをくれた方に、なんて返事をしようかと考えているうちに、そんなことに思い至った。
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iPhoneとアウトライナーその後 [アウトライナー]

一年以上前のことですが、iPhone用アウトライナーであるZeptolinerについて紹介したことがあります。(→iPhone用アウトライナー

そもそもiPhoneを買ったときに、いちばん期待したことのひとつは、iPhoneの上で動くアウトライナーがたくさん出てくるのではないかということでした。それが満たされたということで、けっこう興奮しました。

なんといっても、はじめての「つり革の掴まったまま使える」アウトライナーであり、しかもiPhoneの制約の中で、自分の思うアウトライナーの条件を満たす唯一のソフトだったこともあって、そのときの記事でもかなり絶賛しています。

それ以来「iPhone+アウトライナー」というのは、このブログにはじめて来られる方の検索ワードのベストスリーに常に入っています。

でも、結論からいうと、今、iPhone上でアウトライナーは使っていません。

ひとつには、平日の電車の中では、いずれにしてもアウトラインなんか編集している時間と心の余裕がないということがありますが、それよりも大きな理由は、自分の中でのアウトラインの位置づけがかなり変わってしまったことです(Zeptolinerが悪いわけではぜんぜんありません)。

以前は、何か書こうとするときに新しくアウトラインを作ってたんですが、最近Renji Talkに書いたように(→case6:未完成の文書は一本のアウトラインに)、今自分が作るアウトラインとしては、OPALの中の一本の巨大なアウトラインしかないわけです。で、それとは別にiPhoneの中にアウトラインを作っても、あまり意味がなくなってしまいました。

OPMLファイルをウェブサイト経由でインポートする機能が追加されましたが、ファイルのやりとりをするというのはなかなか厳しいものがあります。これが例えば、iPhoneの中から、ネットワーク上に保存したアウトラインを直接編集できるというなら話はまったく別なんですが。



ただし、iPhone上のアウトライナーは使っていませんが、iPhoneとアウトラインは、かなり密接に連携しています。

今、自分の中にある未完成の断片は、すべて一本のアウトラインに入ってるのですが、その「断片」をキャッチするのは、ほとんどがiPhoneです。

たとえば通勤途中で何か思いついたら、iPhoneのThingsにタスクとして登録してしまいます。ThingsはいわゆるGTDアプリですが、GTDだけあって、とっさに何かをキャッチするにはとても向いています。

とりあえずのタイトルをタスクとして登録したら、タスクに付属するメモ欄に、内容を書き込んでおきます。一週間のうち平日の間は、そんなふうにしてiPhoneの中に大小の断片がたまっていきます。

たまった断片は、家に帰ったらマックに吸い上げておきます。といっても、マック版のThingsとiPhone版Thingsを同時に起動するだけです。すると、Wi-Fi経由でiPhone版Thingsの内容が自動的にマック版に同期されます。

時間ができたら(たいてい週末ですが)まずThingsに登録したテキストを片っ端からOPALのアウトラインに貼り付けます。これは手動ですが、そんなに時間はかかりません。一度アウトラインの中に入れてしまったら、その後は「case6:未完成の文書は一本のアウトラインに」に書いた通りです。

すごく単純な方法ですが、この方法はおそらく自分が今まで試した中で、最もうまく機能しています。相当な長文や、創作的なものにも有効なんじゃないかと個人的には思っています。

お役所仕事 [Diary]

「ここ、カツオ担当なんでササミはちょっとわかんないですね」
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「いそぐ?」
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「担当ちがうんで」
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名前はビューロに決定。
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本日の箇条書き [Diary]

・某・民営化した元お役所でどれだけ不快な思いをしても、
・一日の終わりに一日の始まりより残りの仕事が増えていても、
・ぼくらは生きていて、
・生きている人間は、時間を無駄に過ごさない義務がある。
・走り続ける必要はないけれど、
・たとえ休んでいても、
・音楽を聴いていても、
・猫と遊んでいても、
・桜を見ていても、
・カレーを食べていても、
・ブログを書いていても、
・全ての時間を自分の意思で行動すれば、
・たぶん無駄な時間というのはなくなるはず。
・巨人・木村拓也コーチのご冥福をお祈りします。
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チェリーツリー、レインツリー [Diary]

先週、職場の同僚たちと靖国神社にお花見に行きましたが、ほとんど桜を見た記憶がないので(困ったもんだ)、昨日あらためて地元の公園に行ってきました。ちょっと曇ってて寒かったけど。

春の公園。
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チェリーツリー。
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レインツリー。
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書きかけの文書は一本のアウトラインに [アウトライナー]

久しぶりに本館であるRenji Talkを更新しました。アウトライナーのコーナーに「私的ケーススタディ集」というのがあるんですが、そこに「書きかけの文書は一本のアウトラインに」という記事を追加しました。以下、冒頭部分。

アウトライナーは一般的に長文の作成に使うものというイメージが強いと思います。 自分自身、昔からのアウトライナーフリークではありますが、わりに最近まで一定以上の長文を書くための(さもなければリスト的なものを編集するためのもの)だという固定観念を捨てられずにいたと思います。でも、考えてみればアウトライナーはひとつの長い文章を作らなきゃならないという決まりはないわけです。 長年アウトライナーを使ってきて、もっとも有効だった使い方のひとつは、実は長文作成ではなく、たくさんの短文を継続的に書き続けることでした。 「たくさんの短文を継続的に書き続ける」ってなんだと思うかもしれませんが、要するにブログです。→続きを読む


水上の音楽 [Diary]

実家に立ち寄った後、某スタバでTomo.さんと落ち合い、お茶しながらいろんなことを話していて、その中には自分たちがいかにがんばろうとも解決のつかない、なかなかに重たい話もあり、でもその重たい話の途中、店内にヘンデルの「水上の音楽」が流れてきて、何よりも「水上の音楽」という曲は、その中で暗い気分でいつづけるのが困難で、改めて考えると、そういうのっていい曲だな、と思いました。

追記。スタバとは関係ありませんが、素敵な演奏です。
指揮者は女性ですね。Rimma Sushanskayaという人です。

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