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隣の芝生 [Diary]

「Tak.さんは隣の芝生が青く見えないんですか?」(同僚♀)
「見えない」

「隣の芝生」という言葉を聞くたびに、子供の頃住んでいた家を思い出します。そこは、完璧な碁盤の目状の道路に、おもちゃみたいにカラフルで、兄弟みたいにそっくりな家並みが延々と続いている、不思議な街です。それぞれの家に同じような四角い前庭があって、当時はたいてい芝生になっていました(Googleストリートビューをみるかぎり、今はコンクリートになったり砂利が敷いてあったりするみたいです)。

子供がいる家では、芝生に水をやるのは子供の仕事でした。その家には小学校1年生から5年生の途中までの間住んでいたので、ぼくは都合4年半の間芝生に水をやり続けてきたことになります。

そこで学んだことは、隣の芝生は、確かにうちの芝生よりも青く見えるということ。それは当たり前の話で、自分の家の芝生は上から見ているから土が見えるのに対して、隣の家の芝生は横から見ているから青い部分しか見えない。逆に隣から見ると、うちの芝生の方が不思議なくらい青く見える。だから、隣の芝生の青さは幻想だということを、すごくリアルに、身にしみて知ってるのです。

同僚♀の言っていたのは恋愛の話だけど。たぶん恋愛も同じだよ。
タグ:夫婦
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