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小室哲哉という人(2) [Diary]

職場の近くに、80年代〜90年代にかけてのJ-POPばかり流れている飲み屋があります。自分の年齢でいうと、10代半ば〜20代半ば。

やっぱり、そこにいると30分に一度くらい思わず「おおっ」とか「ぐわっ」とか「げっ」とか叫んでしまうわけです。そんなにJ-POP好きな人間ではないけど、好みとは関係なく、音楽というのは人生と密接に結びついてるわけで。特に80年代の終り頃には、レンタルCD屋さん(当時はまだレコードもありました)でバイトしていたし。

それで、80年代から90年代ということになると、けっこう高い確率で小室哲哉の曲がかかるわけです。

前にも書いたけど(→小室哲哉という人)、90年代の小室ファミリー全盛期は、かなり冷ややかに見ていた方だけど、ぼくは小室氏(と、彼の音楽)が嫌いではありません。

ひとつには、大量生産品の中に、たまに本当に素晴らしい曲が含まれているから。

そしてもうひとつ、てきとーに作ったとしか思えない曲の中に、それでも一瞬、明らかな輝きを感じる部分があること。これはその飲み屋でぼんやりと聴いていて、改めて感じたことです。もちろん全てがそうじゃないけど。

ああいう形でしか音楽と関わることができず、その上最後には音楽そのものを貶めるようなことをした弱さと、それでも大量生産品の中に輝くものを刻み込んだ彼の何か。それはたぶん、音楽への愛と才能としか言えないものだと思うんだけど。

そういう人って、嫌いじゃないです。やったことの責任はきちんと取らなきゃいけないけど、小室氏が戻ってきて(戻ってこられて)よかった。
タグ:音楽
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