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沈黙するか黙ってその場からいなくなるか [Thoughts]

それでも生きてれば、マイナスのエネルギーを帯びた言葉を形にしなければならないこともある。ただそうするにはそれなりの覚悟が必要。

問題はたいていの場合その覚悟はできてないということだ。

典型的なのは飲み会の席で、あるいは自分を含む複数の間でのメールなりチャットなりツイッターなりのやり取りの中で、その場にいない誰かの悪口&かげ口大会になってしまったという場合。

話の流れに合わせて、あるいは集団内のプレゼンテーションとしてつい口にした、あるいは書き込んでしまった、実際の自分の思いとは違う言葉が、巡り巡っていちばん届いてほしくない相手に届いてしまう確率はすごく高い。なぜかは説明できないけど、びっくりするくらい。

そうなったときの言葉の威力ってすごいもので、本当に刃物みたいにざっくり切れる。それは相手だけじゃなく自分にとっても同じことで、ひょっとしたらその切れ味は相手に対するもの以上かもしれない。



今週ずっと考えていたのは、集団に属しながら集団の要求する言葉から自由になるにはどうしたらいいんだろうということ。

今のところの結論としては、みんながその話題で盛り上がってるときに沈黙してニコニコしているか、その場から黙っていなくなることしかない。

それはつまり、日常の一部としての孤独を選ぶか、その日を境に別の人間に変わってしまうくらいの孤独を選ぶかということなのかもしれない。

42年も生きているのに、最新の結論なんてそんな程度のもんでしかない。
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