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iPhone版マンダラート [マンダラート]

銀座Apple Storeで行なわれた、iPhone版マンダラートの発表記念イベントに行ってきました。
もともと、去年の8月にiPhone購入した最大の理由は、「きっとこの上でマンダラートが動くようになる」という確信めいたものがあったから。その通り、間もなくiPhone版マンダラートが登場します。

マンダラートは、デザイナーの今泉浩晃さんが開発した、3×3の9個のマス目(=マンダラ)を使った発想技法とそのツールですが、単に発想という言葉では括れない、ほとんど哲学と言ってもいい奥の深いものです。その理論と手法については、古くから今泉さんの多数の著作があり、ツールとしても手帖、そしてマック版、Windows版、そしてPALM版のソフトが今泉さん自身の手で提供されてきました(現在入手可能なのはWindows版とPALM版です。マンダラートについて詳しくは、今泉さんの主宰するヒロ・アートディレクションズのサイトをご覧ください)。

ぼくはもともと、十数年来のマンダラートユーザーで、今でもマンダラートを使うためだけに、年代物のPALMマシン(ソニーのクリエ)を使い続けてるわけですが、マンダラートについて書くことはなかなか難しくて(アウトライナー以上に)、ほとんど触れたことはなかったと思います。たぶん、一度か二度、しかも単に名称を出しただけで、詳しく書いたことは一度もない。

なのに、実は[マンダラート]+[iPhone]のキーワードで来る方がけっこう多い。同じようiPhoneを購入して待ってた人が、たくさんいたんだろうな。

イベントは、「Life is random.だから人生は“編集”できる。」と題し、今泉氏、Macエバンジェリスト大谷和利氏、そしてソフトの開発を担当したHMDT株式会社の木下誠氏によるトークセッション、そしてプロトタイプのデモ。以下とりあえずイベントをみての感想と情報を書いておきます。
  • アプリの正式名称は「iMandal-Art(アイマンダラート)」であることが発表されました。
  • デモを見た感想。おそらく今までのマンダラートソフトの中ではデザインが最も美しい。特にセルが展開・収束するときのアニメーションが素晴らしい(会場から一瞬ため息がもれたくらい)。また、個人的には今は亡き「マンダラート手帖」を彷彿とさせる真っ赤なスタート画面がツボ。
  • GET-MANDA-LAというPALM版ver.2で導入された概念は、そのまま引き継がれている。ただし、ver.1に較べてわかりづらくなってしまっていたインターフェイスは、かなり改善された印象を受ける。
  • iPhoneならではの新機能として、写真や音声をマンダラにすることができる。
  • 今回のバージョンでは実装されない機能が複数ある。外部からのデータの取り込み・書き出しもそのひとつ。ただし、今後のバージョンアップで検討されるとのこと。
  • 残念ながら、正式な発売日と価格は発表されなかった。その瞬間会場のテンションが一段階下がった。(^^; でも「よほどのことがないかぎり、近日中」とのことだったので、まあ、もう少しの辛抱でしょう。
  • 個人的にはMac版、Windows版にあった、「マンダラをアウトライン表示する機能」がとても欲しいんですが、優先順位はあんまり高くなさそうだなあ。

それにしても、かなりのお歳であるはずの(すいません)今泉さんは、若いです。5、6年前に二度ほどお会いしたことがありますが、そのときの印象とほとんど変わっていない。しつこく、しぶとく、理想を追及する今泉先生は、尊敬する人物のひとりです。

※一部訂正しました。
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