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シンクロ [Diary]

和太鼓グループ「森のももんが団(仮名)」初の有料コンサート。

彼らの演奏を見るのは、大小あわせて4回目。いつもは小さいながらもホールでみてるんで、ライブハウスはすごく狭く感じました。ライブハウスとしては、決して小さい方じゃないと思うんだけどね。

今まで見た中ではいちばん狭い空間で、ステージの広さに対して人数が多すぎて、動きづらそう。客席も近いし、同僚Z子は見るからに緊張していた。なんだかこっちまで身内のように緊張したんですが、なんなんでしょうか、この感覚(笑)。

でもとても良いライブでした。1500円で買えるものとしては、なかなかの素敵さではないかと。いつも寸前で行けなくなってしまうことが多かったTomo.さんは、今回が初体験でしたが、とても良かったと言ってました。

こっちは4回目ともなるとメンバーも曲も覚えてくるし、「あの子うまくなったなあ」とか「おお、彼女は今日は気合いが入ってる」とか「あれ、今日はちょっと調子が悪いかな?」とか、いろいろと視点も変わってきます。

でも、それはそれとして、彼らの演奏をきいていると、不思議なほどいろんなことが伝わってきます。いいことも悪いことも、生々しいくらい。もちろん、そういう気がするだけなんだけど、でもたぶんそんなに間違ってはいないはずなんです。4回目になっても、その「異常に伝わってくる」ところだけは変わらない。たぶん、それがライブということなんだけど、彼らは特別そうなんです。

それは、以前も書いたけど「プロではないけど遊びでもない、でも本気」という姿勢からくる「不均質さ」がいちばんの理由かもしれない。

プロでないのにこれだけ叩いてるということはそれだけ練習してるはずであり、つまり太鼓が好きなはずであり、でも後ろには太鼓とは関係のないもろもろの現実があり、そういったものが混じり合った個々人の浮き沈みがあって、その中での今日というタイミングがある。

その結果として、「開こうとしてるのに開ききれない」ように見える人とか「最初から全開で自分の中身を投げ出してる」ように見える人とか「はじけてるよう見えるけどクール」とか「そこまで行きたいのに行けない」ように見える人もいて、そんな人たちが一瞬のアイコンタクトでひとつにつながったり、逆に空振りしたりしていて、そういう様子を見ていると、ときどき何かがシンクロするみたいに伝わってくるのです。ポジティブなこともネガティブなことも。

打楽器というのはリズムだけだから、そしてリズムというのは生きることそのものだから、よけいそうなのかもしれないけど。

毎回おんなじことを違う言葉で書いてるだけのような気がするけど、何度書いてもうまく言えないな。

でもまた来たくなるのはわかる、とTomo.さんも言っていました。そう、また来たくなるんだよ。

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タグ:音楽
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