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iPhoneとアウトライナーその後 [アウトライナー]

一年以上前のことですが、iPhone用アウトライナーであるZeptolinerについて紹介したことがあります。(→iPhone用アウトライナー

そもそもiPhoneを買ったときに、いちばん期待したことのひとつは、iPhoneの上で動くアウトライナーがたくさん出てくるのではないかということでした。それが満たされたということで、けっこう興奮しました。

なんといっても、はじめての「つり革の掴まったまま使える」アウトライナーであり、しかもiPhoneの制約の中で、自分の思うアウトライナーの条件を満たす唯一のソフトだったこともあって、そのときの記事でもかなり絶賛しています。

それ以来「iPhone+アウトライナー」というのは、このブログにはじめて来られる方の検索ワードのベストスリーに常に入っています。

でも、結論からいうと、今、iPhone上でアウトライナーは使っていません。

ひとつには、平日の電車の中では、いずれにしてもアウトラインなんか編集している時間と心の余裕がないということがありますが、それよりも大きな理由は、自分の中でのアウトラインの位置づけがかなり変わってしまったことです(Zeptolinerが悪いわけではぜんぜんありません)。

以前は、何か書こうとするときに新しくアウトラインを作ってたんですが、最近Renji Talkに書いたように(→case6:未完成の文書は一本のアウトラインに)、今自分が作るアウトラインとしては、OPALの中の一本の巨大なアウトラインしかないわけです。で、それとは別にiPhoneの中にアウトラインを作っても、あまり意味がなくなってしまいました。

OPMLファイルをウェブサイト経由でインポートする機能が追加されましたが、ファイルのやりとりをするというのはなかなか厳しいものがあります。これが例えば、iPhoneの中から、ネットワーク上に保存したアウトラインを直接編集できるというなら話はまったく別なんですが。



ただし、iPhone上のアウトライナーは使っていませんが、iPhoneとアウトラインは、かなり密接に連携しています。

今、自分の中にある未完成の断片は、すべて一本のアウトラインに入ってるのですが、その「断片」をキャッチするのは、ほとんどがiPhoneです。

たとえば通勤途中で何か思いついたら、iPhoneのThingsにタスクとして登録してしまいます。ThingsはいわゆるGTDアプリですが、GTDだけあって、とっさに何かをキャッチするにはとても向いています。

とりあえずのタイトルをタスクとして登録したら、タスクに付属するメモ欄に、内容を書き込んでおきます。一週間のうち平日の間は、そんなふうにしてiPhoneの中に大小の断片がたまっていきます。

たまった断片は、家に帰ったらマックに吸い上げておきます。といっても、マック版のThingsとiPhone版Thingsを同時に起動するだけです。すると、Wi-Fi経由でiPhone版Thingsの内容が自動的にマック版に同期されます。

時間ができたら(たいてい週末ですが)まずThingsに登録したテキストを片っ端からOPALのアウトラインに貼り付けます。これは手動ですが、そんなに時間はかかりません。一度アウトラインの中に入れてしまったら、その後は「case6:未完成の文書は一本のアウトラインに」に書いた通りです。

すごく単純な方法ですが、この方法はおそらく自分が今まで試した中で、最もうまく機能しています。相当な長文や、創作的なものにも有効なんじゃないかと個人的には思っています。
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