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時間について考えることが多くて [Diary]

今日の東京は、暑くもなく寒くもなく、晴れていて、空気は乾燥しすぎず、湿度高すぎずという、年に数回あるかないかの気持ちのいい午後(ちょっと風が強かったけど)。

クライアントに打ち合わせに向かう途中、同僚と「あと何回こんなに気持ちのいい日に出会えるかな」という話をする。

「生きてる間にあと20回もあるかな?」
「いくら何でももっとあるんじゃないですか?(笑)」

でも、年に数回だけそんな日があるとして、たまたまその日の午後に外を歩いていられるとは限らない。平日だったらオフィスの中で、外の天気も知らずに仕事している可能性のほうが高い。今日みたいにたまたま仕事で移動するか、休みの日に当たるか。

できればその日は仕事もなくて、後先急ぐこともなく、心に気にかかることもなく歩いていたいと思ったときに、やっぱりそんな機会って、実は20回もないのかもしれないと思う。

だとしたら、今日はすごく大事な日なんじゃないかな(仕事中だけど)。



この前の日曜日に実家に行ったときに、久しぶりに裏庭に出てみる。考えてみればこんな風に庭に出るのは、家を出て以来15年ぶりのことかもしれない。

知っていた大きな木は切られてなくなっていて、知っていた小さな木はもはや小さな木ではなくて、奥に分け入ってみると、知っていたよりもずっとラフで深い。

今の庭は嫌いじゃないけど、こんなに時間がたって物事が変わっていくプロセスを、ぼくは目にしなかったんだな、と思う。

小山みたいになっている庭のてっぺんから家を見下ろしながら、あと何回この風景を見られるかな、と思う。想像も実感もしたことがないけど、おそらくそんなにたくさんではない。

最近、時間について考えることが多いのは、たぶん年齢のせいばかりではなくて、いろんな場面で、そんなことに時間を使っていいの? と思うことが多いから。

ラフでディープな実家の裏庭。
IMG_0831.JPG

ディープな庭から見たディープな実家。
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