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リズムがシンクロしない [Diary]

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公私ともに、最近いろんなところでコミュニケーションの歯車がかみ合わなくなってる気がする。一時的なことなのか、もっと根深いことなのか、たぶんその両方なんだろうけど。

それは「波長(が合う/合わない)」と言われてるようなものかもしれないし「呼吸(が合う/合わない)」と言われているものかもしれないし「気(が合う/合わない)」と呼ばれているものかもしれないけど、個人的には「リズムがうまくシンクロできなくなる」という感覚がいちばん近い。

生きる上で、リズムというのは思ってた以上に大切なものだと最近思う。リズムがずれてくると、それにつれてあらゆる物事がずれてくる。あくまでも個人的な感覚だけど、心臓も呼吸も脳波も全てがリズムだと考えれば、リズムというのは生命そのものだし、人と人との関係の鍵が生理的にリズムを合わせることであったとしても、ぜんぜん不思議ではない。

カメルーン戦以降のサッカー日本代表に、あるいは「はやぶさ」にみんなが感情移入するのは、もちろん結果を出しているからということもあるけど、そこに人と人のリズムがシンクロする姿を見て、そのこと自体に心を動かされるからだと思う。

リズムがシンクロするということは、相手が次にやろうとしていることや感じていることや、そういういろんなことを直感的に理解できるということでもある。

リズムが合わないと、相手を頭で理解しようとして、たとえそのつもりがなくても結果的に気持ちを読もうとしたり、変に気を回そうとしたりすることが多くなる。そのことが、ますますズレを生む(そういうところから離れよう離れようとしているにもかかわらず、自分がまさにその状態になっていたことに、この間気づかされた)。

でもそれは何も自分に限ったことではなく、多くの人が抱えてる問題だと思うし、周囲を見回してみても、お互いのリズムが合わなくなってることに起因する問題は、明らかに増えてるように見える。

それはたぶん、生きる上での無目的な「余白」みたいなものがどんどん削り落とされていることと無関係ではない。

人との関係の中で、誤解やズレを避けることができないことは、40年も生きてくれば、そして15年近く結婚していれば、身にしみてわかっている。その中で問題を修正し、あるいは吸収し、リズムを合わせていけるのは、そんな目的の決まっていない余白のような部分があるからだ。
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