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アップルの時代が来るなんて [Diary]

MacSE.gifはじめてマックを見たのはたぶん87年か88年頃のことで、場所は楽器屋さんだったと思う。置いてあったのはMacintosh PlusとSEの2種類で、いずれも英語版だった。そのうちの一台に電源が入っていて、確かシーケンサーソフトのPerformer(今のDigital Performerの前身)を動かすデモをやっていた。

店員さんは、これはアメリカのアップルという会社が出しているマッキントッシュというパソコンで、普通のパソコンとは全く次元が違う使いやすさで、コンピューターの知識が無くても使えて、欧米ではデザインとかミュージシャンなどのアーティストの間で普及しつつある、と説明していた。

説明されなくても、当時のいわゆる「パソコン」のイメージとは全く違う、こぢんまりしてかわいらしい外観と、統一された美しい画面デザイン(特に英語のChicagoフォントと全体のデザインのバランス)を、ひと目見たら忘れられなくなった。

当時からワープロが大好きだったので、日本語ワープロとして使えないかと思ったけど、当時いちばん安い機種でも70万円くらい、しかもまともな日本語環境がないんだから、とても手が出せなかった。

それでも気になって調べているうちに、文章の構造をコントロールする「アウトライナー」というジャンルのソフトの存在を知り、マックがその世界を牽引していることを知ってから、その気持ちはほとんど恋愛感情(笑)の域に達した。

実際に自分のマックを手に入れるまでには、それから5年の歳月が必要だったけど。

それは1993年のことで、今でも忘れない、横浜西口のビックカメラで、Macintosh Classicの展示処分品を10万円で買ったのだった(当時それはとんでもない安値だったけど、今考えると高いな)。

その後アップルは、後継OSの開発に失敗し、ハードは魅力を失い、経営は迷走し、ひたすら低迷の一途をたどる。その一方でWindowsが急速に世の中に広まり、マックユーザーはどんどん肩身が狭くなっていく。

それでも、あのはじめてマックを見たときの興奮はずっと忘れなかった。仕事の都合上(そしてあまりの技術的・思想的低迷ぶりから)、やむを得ずマックから離れた時期もそれは変わらなかった。Windowsマシンを心から好きになれたことは一度もなかった。

2004年に久しぶりに戻ったマックの世界は、以前とはまったく様変わりしていたけど、そして以前のポップなかわいらしさは無かったけれど、かわりにモダンでリアルで重厚な画面デザインと、以前からは考えられない安定性と堅牢さは、無くしかかっていたコンピューターに対する興味と愛情を取り戻させてくれた。

相変わらずの少数派ではあったけど、もうそんなことは当然過ぎて意識にものほらなかった。



今日、そのマックをかついで入った某所のスタバで、ふと出来心でカウントしてみた店内の客数は28人。このうち、なんらかのアップル製品(マック、iPod、iPhone、iPad)を使っていた人はなんと11人(Tak.とTomo.を含む)。店内アップル製品使用率39%。

もちろん統計的に何かが言える数字ではないんだけど、それでも感慨深い。こんなふうに「アップルの時代」が来るなんて、想像もできなかった。

そして、それ以上に感慨深いのは、その予想もしなかったアップルの時代が「マック以外の製品」によってもたらされたということ。

ちなみに、上記のスタバのアップル製品ユーザーのうち、マックを持ち込んでいたのはぼくを含めて2人。あとはもちろんiPhoneかiPod。そして、iPadが2人だった。
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