Weと弊社 [Diary]
少し前、業界団体の集まりみたいなものに参加したときのこと。
もちろんそこでは名刺交換が行われる。で、名刺交換をすれば当然、翌日にはその人たちから「昨日はありがとうございました」というような内容の挨拶メールが来る(来るばっかりじゃなくて出さなきゃいけないんだけどさー。ふんふん)。
メールの末尾の署名には、その人たちの会社のホームページのURLが入っているから、一応見てみる。
外資系の会社にはたいてい日本語サイトと英語サイトがあり、その英語サイトをみていて気がついたんだけど、日本語版サイトに「弊社」もしくは「当社」と書いてある部分が、英語サイトでは「We」になっているケースが多いということ。
「私たち」と「弊社」。
うーん。そうなんだろうけど。
似たような話で、外国人にたとえば日本や日本人のことを英語で説明するとき、多くの日本人は「In Japan…」もしくは「Japanese…」という気がする。
実際、この間電車の中で日本人と外国人のビジネスマン同士の会話を聴いていたのだけど、日本人の方が「日本人(Japanese)はラッシュにはもう慣れてしまって文句も言わない」というのに対して、海外の取引先らしい人(たぶんアメリカ人かオーストラリア人)が「我々(We)も朝の渋滞には慣れっこだけど、悪態がつける分、車の方がいいな」と答えていた。
昔、子どもながらに日本のことをアメリカ人に説明しようというとき、自分もやはりWeを使っていたと思う。
そのWeは「我が国」「私たちの国」と訳されることが多いと思うんだけど、やっぱり違和感がある。感覚的には「日本では」という客観的な位置に立つのではなく、意識の上で日本を代表する個人としての「私たち」「我々」と言っている気がするのだよね。
少なくとも自分がJapaneseと言うときとWeと言うときには、頭に浮かぶ風景に明らかな違いがある。
具体的にいえば、Japaneseのときには丸の内の交差点(だかなんだか)を黙々と渡る群衆を指さして説明している自分。Weのときには、その群衆に交じって歩く自分。
どちらがいい悪いではなく、違うよね。
そしてその違いって、単に言葉の問題だけじゃない、もっと大きな違いにつながってるような気がする。
言語、あるいは外国語を扱う方にとっては今さらな話かもしれないけど。
もちろんそこでは名刺交換が行われる。で、名刺交換をすれば当然、翌日にはその人たちから「昨日はありがとうございました」というような内容の挨拶メールが来る(来るばっかりじゃなくて出さなきゃいけないんだけどさー。ふんふん)。
メールの末尾の署名には、その人たちの会社のホームページのURLが入っているから、一応見てみる。
外資系の会社にはたいてい日本語サイトと英語サイトがあり、その英語サイトをみていて気がついたんだけど、日本語版サイトに「弊社」もしくは「当社」と書いてある部分が、英語サイトでは「We」になっているケースが多いということ。
「私たち」と「弊社」。
複数形では、相手方との関係に応じて we は「弊社」「当社」「我社」、you は「貴社」「御社」などと訳すのが普通です。(翻訳の泉)
うーん。そうなんだろうけど。
似たような話で、外国人にたとえば日本や日本人のことを英語で説明するとき、多くの日本人は「In Japan…」もしくは「Japanese…」という気がする。
実際、この間電車の中で日本人と外国人のビジネスマン同士の会話を聴いていたのだけど、日本人の方が「日本人(Japanese)はラッシュにはもう慣れてしまって文句も言わない」というのに対して、海外の取引先らしい人(たぶんアメリカ人かオーストラリア人)が「我々(We)も朝の渋滞には慣れっこだけど、悪態がつける分、車の方がいいな」と答えていた。
昔、子どもながらに日本のことをアメリカ人に説明しようというとき、自分もやはりWeを使っていたと思う。
そのWeは「我が国」「私たちの国」と訳されることが多いと思うんだけど、やっぱり違和感がある。感覚的には「日本では」という客観的な位置に立つのではなく、意識の上で日本を代表する個人としての「私たち」「我々」と言っている気がするのだよね。
少なくとも自分がJapaneseと言うときとWeと言うときには、頭に浮かぶ風景に明らかな違いがある。
具体的にいえば、Japaneseのときには丸の内の交差点(だかなんだか)を黙々と渡る群衆を指さして説明している自分。Weのときには、その群衆に交じって歩く自分。
どちらがいい悪いではなく、違うよね。
そしてその違いって、単に言葉の問題だけじゃない、もっと大きな違いにつながってるような気がする。
言語、あるいは外国語を扱う方にとっては今さらな話かもしれないけど。
2010-10-02 08:07
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