いつもの場所を旅行者のように眺める [Thoughts]
また静岡行きます。
目的は前回と同じく「いつもと同じことをする」こと。散歩して、本屋に行って、お茶を飲んで電車に乗ってご飯食べるだけ。
そういうことをするには静岡ってすごくいいところだと思う。今回は雨降らないといいな(今のところ降水確率20%。微妙)。
※
ところで、知らない場所でいつもと同じことをするのと同じくらい、いつものよく知ってる場所を旅行者のように眺めてみるのも楽しい。
個人的に気に入ってるのは、前にも書いたことがあるけど外国の旅行ガイドを見ながらよく知ってる場所を歩くというもの。
特に興味深いと思ってない物ごとを興味深いと書いてあったり、特にめずらしいと思ってないものがめずらしいと書いてあったり、特に不思議と思ってないものが不思議だと書いてあったりすると、本当にそういう気がしてくる。自分がものすごく興味深い場所に住んでいるような気がしてくる。
最近もうひとつ発見した同種の楽しみは、日本を訪れた外国人がそのことについて書いてるブログを読むこと。旅行ガイド以上に視点が多様で、書いてることに遠慮がない。
ただし、モノによっては無知や誤解や偏見が全開の場合もあるので、気をつけないと気分を害することがある。
安心して読める(眺められる)おすすめをいくつかあげると、たとえばおなじみレオ・バボータさんが家族で日本旅行したときの様子。
Leo's Travel Blogは完全な写真つき家族旅行日記でもちろん楽しいんだけど、個人的にもっと面白かったのは、帰国後のZen Habitsでフィットネスの文脈の中で紹介している東京の印象(→Why You (Almost) Never See a Fat Japanese (or, How I Lost 5 lbs. in Tokyo))。
「日本への旅でもっとも衝撃的だったことのひとつは、誰もが痩せていることだった。私は家族に『日本には太った人がいない!』と言いつづけた」
いや、そんなことはないだろう(笑)。
レオ自身「スモウレスラーは別として、もちろん例外はある」と書いてるけど、それにしてもアメリカ人の目からみると日本人はみんなスリムで健康的にみえるんだ。
その理由をレオは以下のように考察し、その生活を見習うべきだと書く。
1 日本人は海産物と野菜をたくさん食べる
2 日本人は少ない量を食べる
3 日本人は我々よりもよく歩き、自転車に乗る
実際に東京近郊に住み、都心に通勤する人間からすれば「1」なんか特にうーんと思うし、「3」は公共交通機関が発達した大都市だけのことだとも思うけど、いずれにしてもその視点で自分の今の生活を眺めると、ちょっとだけ今までと違って見える。
もうひとつ。
トロントの北欧雑貨店Mjölkを経営する夫婦のブログ(→KITKA design Toronto)。
この人たちも日本びいき、特に日本のモダンデザインや雑貨びいきで、買い付けもかねて来日したときのブログでは日本の雑貨屋さんや建築を紹介することが多い。最近だと北海道を旅行している。
彼らの目線を通して(写真もすごく美しい)、美しい雑貨や建築やお好み焼きやラーメンや赤提灯を立て続けに眺めていると、日本はモダンデザインとアジア的な要素が明白な意思によって絶妙にミックスされた素敵な国みたいにみえる。
実際は決してそうじゃないことを痛いほど知ってるんだけど、そして彼らもそうじゃない風景をたくさん目にしているばすなんたけど、彼らの目線を通じて逆に本来持ってる要素の素敵さを改めて思い出させられるというか。
※
こんなふうに借り物の旅行者の視点でよく知ってる場所を眺めてみることって、今の生活のある街をそのままの形で楽しむヒントにもなる気がする。
それって、意外にけっこう重要なことだ。
目的は前回と同じく「いつもと同じことをする」こと。散歩して、本屋に行って、お茶を飲んで電車に乗ってご飯食べるだけ。
そういうことをするには静岡ってすごくいいところだと思う。今回は雨降らないといいな(今のところ降水確率20%。微妙)。
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ところで、知らない場所でいつもと同じことをするのと同じくらい、いつものよく知ってる場所を旅行者のように眺めてみるのも楽しい。
個人的に気に入ってるのは、前にも書いたことがあるけど外国の旅行ガイドを見ながらよく知ってる場所を歩くというもの。
特に興味深いと思ってない物ごとを興味深いと書いてあったり、特にめずらしいと思ってないものがめずらしいと書いてあったり、特に不思議と思ってないものが不思議だと書いてあったりすると、本当にそういう気がしてくる。自分がものすごく興味深い場所に住んでいるような気がしてくる。
最近もうひとつ発見した同種の楽しみは、日本を訪れた外国人がそのことについて書いてるブログを読むこと。旅行ガイド以上に視点が多様で、書いてることに遠慮がない。
ただし、モノによっては無知や誤解や偏見が全開の場合もあるので、気をつけないと気分を害することがある。
安心して読める(眺められる)おすすめをいくつかあげると、たとえばおなじみレオ・バボータさんが家族で日本旅行したときの様子。
Leo's Travel Blogは完全な写真つき家族旅行日記でもちろん楽しいんだけど、個人的にもっと面白かったのは、帰国後のZen Habitsでフィットネスの文脈の中で紹介している東京の印象(→Why You (Almost) Never See a Fat Japanese (or, How I Lost 5 lbs. in Tokyo))。
「日本への旅でもっとも衝撃的だったことのひとつは、誰もが痩せていることだった。私は家族に『日本には太った人がいない!』と言いつづけた」
いや、そんなことはないだろう(笑)。
レオ自身「スモウレスラーは別として、もちろん例外はある」と書いてるけど、それにしてもアメリカ人の目からみると日本人はみんなスリムで健康的にみえるんだ。
その理由をレオは以下のように考察し、その生活を見習うべきだと書く。
1 日本人は海産物と野菜をたくさん食べる
2 日本人は少ない量を食べる
3 日本人は我々よりもよく歩き、自転車に乗る
実際に東京近郊に住み、都心に通勤する人間からすれば「1」なんか特にうーんと思うし、「3」は公共交通機関が発達した大都市だけのことだとも思うけど、いずれにしてもその視点で自分の今の生活を眺めると、ちょっとだけ今までと違って見える。
もうひとつ。
トロントの北欧雑貨店Mjölkを経営する夫婦のブログ(→KITKA design Toronto)。
この人たちも日本びいき、特に日本のモダンデザインや雑貨びいきで、買い付けもかねて来日したときのブログでは日本の雑貨屋さんや建築を紹介することが多い。最近だと北海道を旅行している。
彼らの目線を通して(写真もすごく美しい)、美しい雑貨や建築やお好み焼きやラーメンや赤提灯を立て続けに眺めていると、日本はモダンデザインとアジア的な要素が明白な意思によって絶妙にミックスされた素敵な国みたいにみえる。
実際は決してそうじゃないことを痛いほど知ってるんだけど、そして彼らもそうじゃない風景をたくさん目にしているばすなんたけど、彼らの目線を通じて逆に本来持ってる要素の素敵さを改めて思い出させられるというか。
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こんなふうに借り物の旅行者の視点でよく知ってる場所を眺めてみることって、今の生活のある街をそのままの形で楽しむヒントにもなる気がする。
それって、意外にけっこう重要なことだ。
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