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国家にも学校にも企業にも当てはまる単純な事実 [Thoughts]

ある「国」が好きとか嫌いとかいうことにどれだけ意味があるんだろうという話をしてたんだけど、たぶん意味はあんまりない。

でも、人と話していてその手の話題になることは多い。

で、個人的に悪い印象を持ってなかった人が、便宜的な入れ物としての国家やその政治体制と、その中に暮らす個人を同一視した物の言い方をするのを聞いてうんざりしちゃうことって、けっこうある。

そんな話題はなるべく避けようと思うんだけど、残念ながらそういう話ほど熱心にする人が多いし、一方の意志とは関係なく勝手に展開していきがちなのね。

ニュースでみたある国のあり方についてあまり気分が良くないということはもちろんあるけど、それを「好き嫌い」に直結させることの意味は、外国に行って日本についてのニュースを見てみればわかる。

ものすごくわかりやすい例でいえば、それはつまり「クジラをとるから日本はキライだ」と言われることだから。

国家としての、あるいは政治体制としての中国を個人的に好きにはなれないけど、直接知ってる中国人(数人しかいないけど)に嫌なやつは一人もいない。

アメリカは好きだけど、「アメリカが好き」というとき頭にあるのは、アメリカで出会った人々だったり経験したことだったりサンフランシスコの風景だったりカリフォルニアの空気だったり理想と原則だったりで、じゃあ国家としてのアメリカが好きかと言われれば、そんなもの好きになりようがない。

というか、そういう意味では、ほとんど全ての国家がキライだし、ついでにほとんど全ての学校がキライだし、ほとんど全ての企業がキライだ。

だけど、どの国にもどの学校にもどの企業にも、個人的に知り合えば好きになれる人が必ず存在しているに決まっている。

それは別に優等生的な発言をしているわけではなく単純な事実でしょう。
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