急ぐことは困難と余計な労力を生み出すだけだ(レオ・バボータ) [レオ・バボータ関連]
こんな状態でも、レオ・バボータ「エフォートレス・ライフ」の翻訳はじわじわと進行中。その中から、今の自分にはとっても身につまされる一節を引用。
Leo Babauta "The Effortless Life" p.40より
急ぐことは困難と余計な労力を生み出すだけだ。
私たちは走り回り、何もかも手早くこなし、人間として可能な限りのタスクを1日に詰め込もうとしがちだ。それは、何もしていない時間も、タスクや予定の間の空き時間も、休みも少ないということだ。そして今を生きていることがほとんどないということでもあり、つまりは人生も食事も人との出会いも楽しんでいないということだ。
それは不要な問題を引き起こすということでもある。急ぐことは事故につながる。たとえばスピードの出し過ぎは自動車事故の最大の原因だ。職場をばたばたと走り回ることも事故につながる。タスクからタスクへと大急ぎで片づければミスにつながる。急いでいるということは心がこもっていないということであり、心がこもっていないということは間違いを起こすということであり、起こりつつある問題に気づかないということであり、自分自身と他人を傷つけるということだ。
急ぐということは、周囲の全ての人々により多くストレスを与えるということでもある。時間に遅れないよう家族をせっつけば、妻(どんなことにも時間をかける)はストレスを受ける。私が急かすからだ。仕事をしながらオフィスを駆け回れば、同僚も急かされているように感じる。急げば、人生の全ての要素に、余分かつ無用なプレッシャーをかけるのだ。
ゆっくりと物ごとを運んでみよう。これが「楽に生きる」ために必要なテンポであり、皮肉なことに多くの人にとって簡単ではない。オフィスの中を、あるいは家の中をゆっくり歩くということは、私たちのほとんどにとって異文化なのだ。
Leo Babauta "The Effortless Life" p.40より
翻訳、着実に進んでいるようですね。
楽しみにしています。
もちろん「急ぐ」必要はありません(笑)。
by gofujita (2011-12-06 17:40)