(権力構造) [アウトライナー]
アウトライナーの中で階層を上下するというのは、見える景色が変わるということだ。
上位階層だけを表示させればより広い範囲を見渡すことができる。そのかわり末端の風景は見えない。階層を下がればより細かく詳細な範囲を見ることができる。そのかわり見える範囲は狭くなる。
考えてみれば、これは見える景色だけでなく、アウトラインに対して自分の及ぼせる「権力」のレベルが変わるということでもある。
上位階層で操作すれば、全体の枠組みを大きく変えることになる。下位階層で操作すれば、末端の細部にこだわり抜くことができる。
「権力」の例えがリアルで面白いのは、末端レベルの思考が全体のことなど想像もせずああでもないこうでもないと起こした変化が、結果的には全体に大きな影響を与えるのを実感できることだ。
末端で起きた小さな変化が全体を揺り動かし、最後には大きな組み替えを強いる。変化の大きさは範囲の広さとは必ずしも一致しない。影響力の大きさは直接行使できる権力とは必ずしも一致しない。
(そしてもちろん、末端でどれだけ考え抜いてこだわり抜いたとしても、全体の意思ひとつで消し飛ぶのだということもまた実感できる)
これは、何かに似ている。
アウトライナーの深遠な世界。
上位階層だけを表示させればより広い範囲を見渡すことができる。そのかわり末端の風景は見えない。階層を下がればより細かく詳細な範囲を見ることができる。そのかわり見える範囲は狭くなる。
考えてみれば、これは見える景色だけでなく、アウトラインに対して自分の及ぼせる「権力」のレベルが変わるということでもある。
上位階層で操作すれば、全体の枠組みを大きく変えることになる。下位階層で操作すれば、末端の細部にこだわり抜くことができる。
「権力」の例えがリアルで面白いのは、末端レベルの思考が全体のことなど想像もせずああでもないこうでもないと起こした変化が、結果的には全体に大きな影響を与えるのを実感できることだ。
末端で起きた小さな変化が全体を揺り動かし、最後には大きな組み替えを強いる。変化の大きさは範囲の広さとは必ずしも一致しない。影響力の大きさは直接行使できる権力とは必ずしも一致しない。
(そしてもちろん、末端でどれだけ考え抜いてこだわり抜いたとしても、全体の意思ひとつで消し飛ぶのだということもまた実感できる)
これは、何かに似ている。
アウトライナーの深遠な世界。
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