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音楽と真剣さと愛の共有 [Diary]

ずいぶん久しぶりに、二人並んで音楽を聴く。全4公演行われた、坂本龍一北米ツアーのUSTREAM中継の最終回、日本時間土曜日のLA公演。

気持ちの入った演奏、そしてUSTREAMのイメージが変わる音質の良さ。マックにスピーカーつないでTomo.さんと二人並んで座って聴いてたんだけど、あとで確認したら、二人とも同じ曲の同じ箇所で泣いていた(笑)。そして余韻で昨日はほとんど何もできなかった。

昔は音楽を並んでいっしょに聴く、その時間を共有する、ということはそれなりに普通のことだったと思うんだけど(友だちとか彼女とかと一緒に音楽聴いたよね?)、最近は音楽というものがすっかりポケットの中に入ってしまって、気がつけばいっしょにお茶を飲みながらヘッドフォンで別々の音楽を聴いている。

その個人的・閉鎖的な感じだって好きだけど、月並みに言えば共有することで初めて意味があることだってある。特に音楽はそうだね。

そして共有といえば、今回の一連の出来事を体験した人はそうだと思うけど、演奏した教授はもちろん、中継をフルボランティアで行った元マイクロソフト会長・古川亨さんと現・デジタルステージ代表・平野友康さん、そしてツイッター上であっという間に話がまとまり、紆余曲折を経て、大成功に至る様子を目撃していた全員の間の、まるで自分のことのような共有感覚が、今までになく特別なものだった。

何を共有してたのかというと、それはたぶん、音楽と真剣さと愛、なんだな。テクノロジーってこうやって使うものなんだよ。
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