フォーカスとワークスペース [レオ・バボータ関連]
翻訳中のレオ・バボータ「フォーカス」より引用(ちょうど今日修正した部分)。
身につまされる人がたくさんいるはず。
今、人生で最も重要な仕事に取り組んでいると想像してほしい。あなたの人生を変え、世界を少しだけ今より住みよいものに変えさえするかもしれない仕事だ。
あなたはコンピューターに向かっている。電話のベルが鳴り続けるうるさい仕事場の、机も床も壁も不用なもので溢れた場所で。メールの着信通知が画面にポップアップする。あなたはメールソフトを開いて新着メールを確認し、返信を書く。仕事に戻ろうとしたところでまた別の通知が表示される。だれかがあなたをチャットに誘っている。インスタントメッセージングのソフトを開く。今度はツイッターに新しいリプライがあったことを知らせる通知が表示される。それもチェックする。ふと机の上を見ると、整理しなければならない書類がある。そこであなたはファイリングを始める。
しかし、あなたの人生で最も重要な仕事はどうなったのだろう? このような不用物だらけの混乱したワークスペースでは、決して達成することはできないだろう。
ここでまた別のワークスペースについて想像してほしい。机には必要なものが2つだけ置かれている。コンピューターのデスクトップにはアイコンがひとつも表示されていない。周囲の床には何も置かれていないし、壁に貼られているのも最小限必要なものだけだ。環境音楽が周囲のノイズを遮断してくれる(ヘッドフォンを使っているかもしれない)。仕事の邪魔になる着信通知の類は表示しないように設定されている。画面に表示されているのは、あなたの仕事のために今必要なプログラムの、1つのウィンドウだけだ。
その違いは驚くべきものだ。このことは、不要なもののない、邪魔の入らないワークスペースが、フォーカスのためにいかに重要かを示している。
身につまされる人がたくさんいるはず。
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