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人生の大先輩との長電話 [Diary]

ある人生の大先輩と、深夜に電話で2時間話す。

大先輩からの忠告は、夫婦の関係について。今はまだ若いからいいけど、これからずっと2人でやっていくつもりなら努力を怠ってはいけないということ。いつまでも若い頃と同じつもりで甘えていると歳をとってから必ず後悔するから、と。

でもね、ぼくらはおそらく仲のいい夫婦と思われてるけど、そして実際に仲はいいと思うけど、努力なしで続けられると思ったことは今まで一度もない。そして実際に努力を怠ったことも今まで一度もない。2人ともそうだと思う。努力をしたけど及ばなくて打ちのめされることは数限りなくあっても。

だから逆に人生の大先輩にききたいんだけど、どうして今までそのことに気づかなかったの?
そして、相手が甘えていることを、努力を怠っていることを責めるなら、今からでも努力をすれば?
そしてその種の努力は相手がしてくれるのを待つものではなく、自分から先にするものだよ?
人生の大先輩にこんなことを言うのは失礼かな?

とかとか思ってみたりした後で、今自分が思ったことの若さについて、そして以前は想像もしたことがなかったけど、最近少しだけ想像してみるようになったことについて考える。

老いることとか、気力がなくなることとか、情熱がなくなることとか、気弱になることとか、変わっていくこととか、こんなはずじゃなかったと思うこととかについて。

40代の今になってようやく気づいたことを、20代の人たちにいくら説明しようとしても意味がないように、きっとこれから先、今のぼくらにはまだわからないことが、たくさん待ちうけてるんだろうな。それは、そのときになって若い人にいくら伝えようとしても、きっと理解されないようなことなんだろうな。

そして当たり前だけど、人生の大先輩だって誰にも負けずに努力をしてきたんだろうな。それでも年をとるということは、若い頃には想像もしていなかった形で後悔を強いるんだろうな。人生の大先輩はそのことを伝えようとしてくれてるんだろうな。

そして、最近少しだけ想像してみるようになったことについて、もう少しだけ広く深く想像してみる。

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