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デイブ・ワイナー「一日の終わりにがんばりすぎないこと」 [Diary]

もうひとつ、アウトライナーとは無関係なデイブ・ワイナーの文章を。「一日の終わりにがんばりすぎないこと」——「Don't slog away at the end of the day」の全文訳です。プログラミングだけじゃなく、いろんな仕事に通用する話ですね。

暫定的にここに公開しておきます。


これは、プログラミングに関する重要なルールのひとつだ。

一日が終わろうとしている。今日あなたは様々なことを達成した。あとひとつだけ問題を解決すれば、機能は完成だ。あなたは回答を探している。様々なアイデアを試している。完全に混乱している。今日中にこれを解決しておきたい。がんばるけれども仕事は終わらない。二時間ほど無駄な努力を続けた後、あなたはギブアップする。夕食を食べ、バスケットボールの試合を少し観て、グラス一杯のワインを飲み、本を少し読んで床につく。

翌朝目を覚まし、コーヒーをいれ、ニュースを読み、腕まくりをして改めて問題に取り組む。

数分後、問題は解決している。

こういうことは二度や三度ではない。

その問題は手に負えないほどのものではなかった。難度としては、前日に解決した他の問題と同じくらいのものだ。ただ、あなたの頭脳がシャットダウンしてしまった後にやってきただけなのだ。だからあなたはあと2時間早く切り上げるべきだったのだ。

プログラミングは、溝を掘るのとは違う。達成する仕事の量は、仕事をする時間と比例しない。そして信じようと信じまいと、あなたの頭脳は眠っている間も問題に取り組んでいる。朝起きて答えが出ているのはそのためだ。30年もプログラミングを続けてきたが、私も未だにこの教訓を学び続けている。
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