揺れる太鼓、跳ねる太鼓 [Diary]
先週のことになるけど、すごく久しぶりに「冬のどどんが団」の演奏を聴いた。春恒例「お花ミニコンサート」@南町田。
「冬のどどんが団」は、南町田を拠点に活動する和太鼓グループ。元々は同僚が属してるからという理由でコンサートに行ってすっかりファンになってしまい、私設ファンサイトを起ち上げたくらいなんだけど、よく考えてみると彼らに会うのはほぼ2年ぶりだ。
久しぶりのどどんが団は、おなじみのメンバーが何人か抜けていて、少し寂しい感じもしたけど、相変わらずとても魅力的な集団だった。
ちなみに今回は多摩美術大学和太鼓研究会「鑓水太鼓」とのコラボ。実はこの両団体は、団長のほしのあきらさんを共有してるのだ。両団体とも主にほしのあきらさんのオリジナル曲を演奏し、メソッドもたぶん同じ。そして偶然か必然かメンバーに女性が多い。だからよく似ている。そして、似ているからこそ余計に違いが目立って面白かった。
若くて(全員大学生だからね)音も動きも衣装も粒の揃った鑓水太鼓。
年齢も衣装も動きもおかしいほどバラバラのどどんが団。
はじけるような鋭い音の鑓水太鼓。
音に丸みがあって、その分重たいどどんが団。
跳ねるタテノリの鑓水太鼓。
ヨコに揺れてスイングするどどんが団。
個人的な印象としては、鑓水太鼓の方がより和太鼓っぽく、冬のどどんが団は「たまたま楽器に和太鼓を用いている国籍不明打楽器グループ」みたいな感じがする。
どっちもとても魅力的だけど(鑓水太鼓の方も、一度演奏会に行ってみたい)、やっぱり個人的に惹かれるのはどどんが団の方だ。
それは善し悪しじゃなく、なんだろう。あのバラバラな人たちが生み出すバラバラな音が、1つの曲になるあの感じそのものの魅力だ。
いちこさんの、あくまでも真っ直ぐな立ち姿と真っ直ぐな音とか。
マンナカさんの、手首のスナップの効いた軽やかさと、上半身をねじこむような力の入れ方の対照とか。
銀次さんの、気が優しすぎて力持ち!な音とか。
打頭・ぜろこ(敬称略)の、「この辺までかな」と思った後から、これでもかっていうくらい「行こうとする」感じとか。
そしてもちろん団長・ほしのあきらさんの和太鼓とは思えない音の作り方とか。
たぶんそういうのって、単にメソッドやテクニックだけの問題じゃなく、それぞれの生き方とか、生きてきた時間とか、迷いとか決意とか、つまりその人そのものなのだ。そんなあれこれが合わさってつくり出す、他では再現できない何か。それが冬のどどんが団の最大の魅力だ。メンバーは変わっても、そこだけは変わらない。
そういえば、鑓水太鼓とどどんが団を掛け持ちしている女の子がいたんだけど(名前がわからない)、彼女は鑓水太鼓の方で叩くと鑓水太鼓っぽいのに、どどんが団の方で叩くとちゃんとどどんが団ぽい演奏になる。集団て不思議。
※
明日になりますが、4月14日(日)、学芸大学駅そばのライブハウス「アピア40」で、冬のどどんが団のライブがあります。14時からと18時からの2回公演。興味のある方はぜひ。学芸大学に翻る「南町田」の旗がステキだよ。
「冬のどどんが団」は、南町田を拠点に活動する和太鼓グループ。元々は同僚が属してるからという理由でコンサートに行ってすっかりファンになってしまい、私設ファンサイトを起ち上げたくらいなんだけど、よく考えてみると彼らに会うのはほぼ2年ぶりだ。
久しぶりのどどんが団は、おなじみのメンバーが何人か抜けていて、少し寂しい感じもしたけど、相変わらずとても魅力的な集団だった。
ちなみに今回は多摩美術大学和太鼓研究会「鑓水太鼓」とのコラボ。実はこの両団体は、団長のほしのあきらさんを共有してるのだ。両団体とも主にほしのあきらさんのオリジナル曲を演奏し、メソッドもたぶん同じ。そして偶然か必然かメンバーに女性が多い。だからよく似ている。そして、似ているからこそ余計に違いが目立って面白かった。
若くて(全員大学生だからね)音も動きも衣装も粒の揃った鑓水太鼓。
年齢も衣装も動きもおかしいほどバラバラのどどんが団。
はじけるような鋭い音の鑓水太鼓。
音に丸みがあって、その分重たいどどんが団。
跳ねるタテノリの鑓水太鼓。
ヨコに揺れてスイングするどどんが団。
個人的な印象としては、鑓水太鼓の方がより和太鼓っぽく、冬のどどんが団は「たまたま楽器に和太鼓を用いている国籍不明打楽器グループ」みたいな感じがする。
どっちもとても魅力的だけど(鑓水太鼓の方も、一度演奏会に行ってみたい)、やっぱり個人的に惹かれるのはどどんが団の方だ。
それは善し悪しじゃなく、なんだろう。あのバラバラな人たちが生み出すバラバラな音が、1つの曲になるあの感じそのものの魅力だ。
いちこさんの、あくまでも真っ直ぐな立ち姿と真っ直ぐな音とか。
マンナカさんの、手首のスナップの効いた軽やかさと、上半身をねじこむような力の入れ方の対照とか。
銀次さんの、気が優しすぎて力持ち!な音とか。
打頭・ぜろこ(敬称略)の、「この辺までかな」と思った後から、これでもかっていうくらい「行こうとする」感じとか。
そしてもちろん団長・ほしのあきらさんの和太鼓とは思えない音の作り方とか。
たぶんそういうのって、単にメソッドやテクニックだけの問題じゃなく、それぞれの生き方とか、生きてきた時間とか、迷いとか決意とか、つまりその人そのものなのだ。そんなあれこれが合わさってつくり出す、他では再現できない何か。それが冬のどどんが団の最大の魅力だ。メンバーは変わっても、そこだけは変わらない。
そういえば、鑓水太鼓とどどんが団を掛け持ちしている女の子がいたんだけど(名前がわからない)、彼女は鑓水太鼓の方で叩くと鑓水太鼓っぽいのに、どどんが団の方で叩くとちゃんとどどんが団ぽい演奏になる。集団て不思議。
※
明日になりますが、4月14日(日)、学芸大学駅そばのライブハウス「アピア40」で、冬のどどんが団のライブがあります。14時からと18時からの2回公演。興味のある方はぜひ。学芸大学に翻る「南町田」の旗がステキだよ。
いつも来て頂き、聞いて頂き本当にありがとうございますm(_ _)m
今更ながらに御礼致しますm(_ _)m
来て聞いて、こうして感想等を書いて頂ける事は本当に有難いですし、皆の心の支えになってます。
いつも本当にありがとうございます。。
by とある南町田の太鼓打ち (2014-07-04 05:58)
太鼓打ちさん
読んでいただいてありがとうございます。
今だから言いますが、一時期本当にどどんが団を心の支えにしていた時期がありました…。
最近行けてないのですが今年はまた見に行きます!
by Tak. (2014-07-06 18:52)