時間はびっくりするほど少ない [Diary]
デイブ・ワイナーのお父さんが亡くなったそうです。出席予定のイベントをキャンセルしてカリフォルニアから両親の住むニューヨークに向かう機中:
両親も、家族も、友だちも、自分も、いつかいなくなる。それがいつかはわからないけれど、確実なことは「そのときは近づいている」ということです。それほど確実なことなのに、そのときが来てみたら、自分かどんなふうにそれを受け止めるのか、想像もつかない。
でも「そのときは近づいている」とすれば、時間を無駄にしてはいけない。素敵なことを素敵といい、好きな人に好きと言い、自分がやるべきことをしよう。
噂話したり駆け引きしたり策略したり慣習に従ったり雑誌の特集を参考にしたり我慢したり仕方なく付き合ったりいつか気づいてくれるのを待ったり条件つけたりしてる場合じゃないよ。
機内で隣の席に座っている、やはり1年前に両親を亡くしたという看護婦さんは、本当にそれが「来る」のは3ヶ月後だと言った。そうなのかもしれない。とりあえず今、私はちゃんと打席にバットを構えて立ち、超スローモーションの映像で、ピッチャーからの球が来るのを待っている。空振りすることになるのか、ライナーのヒットを打つことになるのか、それともホームランを打つことになるのか? それとも、そのような形で言葉にできないようなことが起こるのか。
ひとつ、わかっていることがある。子供の頃、いつか両親を亡くすことになると気づいたとき、私は恐怖で凍りついたものだ。二十年の後、それは現実になった。私はまったく凍りついてなどいない。私は動いている。バージン・アメリカ航空24便で大陸を横断しているのだ。
両親も、家族も、友だちも、自分も、いつかいなくなる。それがいつかはわからないけれど、確実なことは「そのときは近づいている」ということです。それほど確実なことなのに、そのときが来てみたら、自分かどんなふうにそれを受け止めるのか、想像もつかない。
でも「そのときは近づいている」とすれば、時間を無駄にしてはいけない。素敵なことを素敵といい、好きな人に好きと言い、自分がやるべきことをしよう。
噂話したり駆け引きしたり策略したり慣習に従ったり雑誌の特集を参考にしたり我慢したり仕方なく付き合ったりいつか気づいてくれるのを待ったり条件つけたりしてる場合じゃないよ。
タグ:時間
良原リエさん [Diary]
ニール・カサールとのツアーでピアノとアコーディオンを弾いていた良原リエさん。
音楽活動とは別に、WEBマガジン「まゆたんち」で「音楽家の台所」という料理の連載もしてるんだけど、その最新号を読むと、改めて素敵な人だな、と思います。
音楽活動とは別に、WEBマガジン「まゆたんち」で「音楽家の台所」という料理の連載もしてるんだけど、その最新号を読むと、改めて素敵な人だな、と思います。